今日はガジェットとか関係なく、ちょっと個人的なお話しです。
別に書くことないだろ、と言われればそうなんだけど、介護やら絡むので、ちょっと書いておこうと思ったので。
興味ない方は、そっ閉じして下さい。
ネットショップを1月末で辞めます
2012年4月から始めたネットショップ。
これが、私の生計を立てていたものです。
自宅でできるから、介護をしながらでも出来る、と思って始めたのですが、2018年1月末でやめることにしました。
細かな理由は色々あるのですが、おおざっぱな理由としては、
- 時間的制限があり、介護に響く
- 自分の身体の限界
この2つです。
ネットショップは確かに自宅でできるものだけど、"ショップ" な訳で、出荷業務があります。
まぁ、これをアウトソーシングする方法もあって、一時期はそうしていたんだけど、個人店ではこれをすると赤字に傾いてしまうのでやめました。
それでも、横浜にいたときは時間的制限ってあまり気にならなかったんですね。
それがなんで、急に時間的制限が気になるようになったかと言えば、単純に引っ越し先での集荷締め切りが早いから。
横浜の時は夕方で全然OKだったんだけど、こっちに来てからお昼になったんですよ。
つまり、それまでに出荷準備を終わらせ、集荷をお願いするわけです。
集荷締め切りが早いなら、「宅配便なくせ」って声が聞こえてきそうですが、通販で宅配便ゼロにするというのは、代引きを辞めない限り無理です。
正直、代引きなんてやめたかった。
代引き拒否とか、もう堂々とする客はいるし。
それで赤にはなるし、ストレスとか溜まるし。
なので、実は代引きやめたことあるんですよ。
そうすると、注文減りましたねぇ。
なので、上限設定をして代引きを復活させました。
後、複数購入となるとどうしても宅配便は必要になるんですね。
ま、こんな感じで宅配便は切れません。
仕事をする時間が決まっているのはいいっちゃいいんだけど、介護をしていて、「もう無理だな」と思ったことがありました。
それは、デイで父が倒れた時。
デイで倒れて、救急車で運ばれて、すぐ来て下さいって言われる訳ですよ。
この電話がかかってきた時、ちょうど集荷依頼をした後でした。
電話をかけて来てくれたデイの方は、私が一人で介護してて仕事をしているのも知っているので、「来れるようになったらで大丈夫ですから」と言ってくれたんですが、付き添っていてくれた方からの電話攻撃が凄かった。
「まだなんですか?すぐ来るって言われたんですけど」
とか...。
いや、すぐ行くなんて言ってないよ。集荷頼んだから、それが終わったらすぐ出れるようにします、とは言ったけど。
で、ここで集荷待ちなのを伝えたんですよ。
「集荷依頼していて、それが終わったらすぐ出れるように準備はしてあるのですが」と。
そうしたら、
「誰かに頼めないんですか!すぐ来て貰うことできないんですか!」
と食ってかかられました。
シングル介護で誰に頼めるのか、教えて下さい。
で、宅配会社の方だってルートあるし、その日の配送状況というのがあるので、「急いでるから他の放って来てくれ」なんて言えるわけないでしょう。
結局、その日、病院に向かえたのは電話を貰ってから2時間後でした。
病院についてからも、付き添ってくれていたデイの方に散々嫌味言われましたよ。
医師の方からは、「疲れて失神しただけだから大丈夫ですよ」と言われましたが。
この時が、辞めることを考えた最初の日でした。
なんでも、お年寄りがデイサービスやデイケアに行って倒れるというのはよくあることだそうです。
冬などは気温差で倒れたり、後は疲れていて寝不足で倒れたり。
冬は気を付けて下さいね〜、と言われました。
でも、この時は1時頃来てくれたので良かったのですが、その後混んでいる時は、朝集荷依頼をしても実際に集荷に来たのが午後4時とかいうのがあり、そういうのを繰り返しているうちに、無理だなぁ、と感じました。
もし、午前中に倒れたと電話を受けて、集荷が午後4時以降だったら?
そう考えた時、ゾッとしました。
やっぱり、いつでも出れる状態でないといけない、と。
そして、もう一つの自分の身体の限界。
介護の平均年数は4年ちょっとと見たことがあるんですが、うちは既に7年過ぎました。
最も、最初のうちは私がやることなんてほとんどなかったので楽でしたが。
でも、引っ越してきてから、色々変わりました。
やっぱり歳を取ってからだと、道を覚えられなくて、引っ越してきた当初何度か迷子になりました。
一度は家と逆方向に歩いて、当然家に帰れなくて歩き疲れて転んで救急車で運ばれて、なんてこともありました。
それから、迷子が怖くて外へ出なくなったんですね。
それでも、料理好きで言わなくても勝手にやっていたけれど、去年12月と今年3月の二度の腰の圧迫骨折をして、数ヶ月寝たきりになった後は、動けるようになっても何もしなくなりました。
毎日、ベッドで天井だけ眺めてる。
そうなると、私が家事も全部やる必要が出てくる訳です。
毎食、食事作って食べさせて、洗い物して薬を飲ませて。
そして、半年以上に及ぶ週1〜2回の通院介助。
これが私の身体の限界でした。
最初は、何度か介助先の病院で倒れて、そして、10月に激しい回転性のめまいに襲われました。
はい、メニエール病の再発でした。
私は、17年ほど前にメニエール病で倒れて、寝たきりになり、仕事を辞めました。
ま、別にその間、メニエール病の再発がなかったわけじゃないです。ありました。
ただ、今回の再発は激しかったぁ。
メニエール病を看れる個人医院の耳鼻科へ行き、検査を受け、メニエールと診断を受けた時、安静にしてろ、と怒られました。
それで仕方なく、食事とか放って申し訳ないけど寝かせて貰いました。
でも、数日後に、父が肺炎で救急で運ばれてからは全然安静にできなかった。
救急で待ってる時間、8時間!
頓服飲んでなんとか頑張ったけど、最後までは無理だった。
ま、入院となったので、数日は一人で寝てましたが、退院となったら家族が迎えに行かなきゃいけないじゃないですか。
この時も、めまいしながら吐き気こらえて行きました。
で、その後、近所のかかりつけ医のところで点滴を受けに何度か通うことに。
それでも、仕事は放れないから、めまいしながら短時間でもパソコンに向かってました。
その後、だましだまし休んで、なんとか回復しましたが、結局、ストレスと疲れなんですよね。
でも、介護に待ったはないし、休めない。
そうなったら、ネットショップというのは厳しいな、と。
一人で介護していると、介護者の私が倒れて入院になったら、父もショートステイか、入院です。
そして、うちは猫姫様がいるので、この子をペットホテルに預けないといけません。
実は点滴しに行った時に、主治医に「病室開けておくよ〜」と笑って言われました。
まぁ、喘息やら諸々が限界だったんですね。さすが主治医はその辺わかってます。
でも、この時、父と猫のことを考えて、丁寧にお断りしましたが。
結局、介護者が倒れることが一番怖いと思いましたね。
うちは他に兄弟姉妹いないし、母は既に他界しているし。
これが、ネットショップをやめようと真剣に考えることになりました。
来年からの生計はどうするのか?
ネットショップなんて個人事業なので、やめるといっても退職金がある訳ではないので、即収入がなくなります。
とはいえ、うちは父の年金がそんなに多い訳ではないし、また父の死後も自分は生きて行かなきゃいけないし、収入ゼロになったら困ります。
なので、来年からはブログのアフィリエイト+ネットの諸々でやっていきます。
実は、去年からアフィリエイトブログをやってたんですね。
そこで、そこそこの収入にはなっています。
まぁ、仕事やめるほどにはまだなってないけれど...。
それでも、ブログやるのに時間的制限はないので、父がいつ倒れてもすぐに動けるし、自分が倒れても仕事を気にせず安静にできるかな、と。
とりあえず、来年からはこちら一本になるので、新しくサイトを作るべく準備中です。
後、ネットショップをやっていて、プロまでは行かないけれど、色々身についたことがあるので、こちらからも収入になればいいなぁ、と。
ネットショップ作成や、バナー作成とか、ショップブログ運営とかその辺はできますねぇ。
その辺はWeb屋さんがやっているけれど、ネットショップをやっていたからこそわかる視点もあるんですよ。
だから、その辺が生かせればと思ってます。この辺はどうしたらいいか、考える必要も準備もありますが。
ネットショップをやめると決めた時は、正直、やっていた時間が無駄になったと思ったけれど、一人で全部やってきたからこそ、プロまではいかないけれどPhotoshopだってillustratorだって使えるようになったわけで。
バナーとかアイコンとか全部自分でやりましたからね。
きっとそれは無駄にはなってないハズです。
しかし、よく "介護離職" って聞くけど、これも介護離職に入るんだろうか?
仕事やめるから、なるのかなぁ?
いや、でも、自分が介護するなんて思ってませんでしたよ。
何しろ、寝たきりの時は自分が介護されてたんだから。
もう、老老介護のようなもんです。
とはいえ、介護で全て失うなんて嫌だし、また新たに頑張ります。
と、akikaの近況でした。