書評

「内向型を強みにする」を読んでとても心が楽になった

投稿日:2018年7月16日 更新日:

自分が内向型であることがコンプレックスで、それが嫌だった@a_kikaです。

人間関係にストレスを感じ、みんなと同じにできないことが長年イヤでした。

ある意味、人間失格とまで思っていたのですが、「こんな自分でもいいんだ」と自分を受け入れられるようになった本をご紹介します。

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内向型な自分が嫌だった

子供の頃から、"大人しい" とか "内向的" と言われていました。

小学生の頃はあまり話すことさえなかったので、"大人しい" というのは "無口" と変換していました。

でも、中学生になって友達とも話せるようになったし、社会に出てからは初対面の人と話すのは苦手でも、人とは話せるようになっていました。

ただ、話すことはできても、"人といると疲れてしまう"・"一人の時間がないとダメ" というのは変わりませんでした。

そして、外交型・内向型というのを知り、「あぁ、自分は内向型なんだな」ということを知りました。

でも、自分が内向型であることは自分の欠点だと思っていたし、そんな自分が嫌で嫌で仕方ありませんでした。

特に母が超のつく外向型の人で、大人しい私の性格が嫌いな人だったので散々言われてきたからでしょうね。"内向的=人間失格" って思っていました

そこでフとAmazonで目についた『内向型を強みにする』を読んでみました。

正直ね、「内向型は強みになんかならないでしょ」って思いながら読み始めたんですけどね。

『内向型を強みにする』によると、外向型は75%で内向型は25%だそうです。

数として圧倒的に少ないんですね。まぁ、多いとは思っていなかったけれど、そこまで少ないのか...と少しイヤになってみたり。

とにかく一人の時間がないと潰れるし、予定があまりにも埋まりすぎても潰れる。それって結局内向型だからなんですが。

今、一人で介護をしていて、特に今年は2月末から父がずっと入院していて、その関係で病院関係の手続き、役所の手続きなどたくさんやることがあって遊びでも仕事でもないことで予定がどんどん埋まっていく。

正直、スケジュールが埋まることがストレスでした。手続きがなくても病院から電話だったりとか呼び出しだったりとか、病院へ行けば病院関係者から色々な話しを聞かなくてはいけなくて。

そして、そういうことがあった後はかなり疲れを感じて、その疲れが取れないうちにまた次が来て、というので正直、最近はパンク状態になっていました。

そんな自分はやっぱり嫌だったし、人間失格だと思っていました

でも、違ったんですね。

確かに数としては少数かもしれない。でも、それも "個性" だったんですよね。

ちなみに、内向型にも右脳型と左脳型で結構違うみたいですが、私は左脳優先の内向型で、しかも完全内向型ではなく、完全内向型に限りなく近い外向型と内向型の境にいるタイプでした。

自分は悪くなかった

内向型の自分は、"一人の時間を確保することでエネルギーを蓄える" というのは知っていました。

だけど、一日一人で過ごしたくらいじゃエネルギーが回復しない。

「もう、人間失格だろ」ってホントに自分責めてましたよ。

でも、それって当たり前のことだったんですね。

内向型の人にとってエネルギーを取り込むのは、たやすいことではない。今日のようなテンポの速い世界においては、なおさらだろう。内向型の人は、エネルギーを回復するのに時間がかかるうえ、そのエネルギーは外向型の人のそれよりも速く流出してしまう。内向型の人は、各活動にどれくらいエネルギーを取られるか、どのくらい蓄えが必要かを計算し、それに従って計画をたてねばならない

By 内向型を強みにする

つまり、疲れやすくて疲れが取れにくい、ってことですよね。心の体質ですね。

で、今の私の状態は通常よりもエネルギーの流出が激しいからエネルギーの状態としてはマイナスもいいところで、そのエネルギー値がプラスどころかゼロにさえも回復していないのに、さらにエネルギーの流出をする、という悪循環が続いていたからなんですよね。

で、自分のペースで動ければいいけれど、自分のペースでは動けない。

まして、一人で全てやらなくてはいけないから、自分の体調が悪くて点滴を打ちながらこなしていたりしたので、余計にエネルギーの流出が激しかったんでしょうね。

そして、こんな症状がひとつでも出たらリフレッシュするべきというのがありました。

  • 不安、焦り、いらだちを感じている。また、怒りっぽい
  • 思考力・集中力・決断力が低下している
  • すべてがめまぐるしく感じられ、混乱しあたふたしている
  • 追いつめられた気分で、生きている意味がわからない
  • 枯渇し、消耗し、悩まされ、へとへとになっている
  • 自分が自分でないような気がする

By 内向型を強みにする

全てではないけれど、かなり当てはまる状態になってました。

いや、もうね、ホントに集中できないし、無理してやってもミスばかりで、今度はそんな自分にイヤになって。

次から次にやらなくてはいけないことが発生するから、もう自分が何なのかわからなくてなっていました。

そして、そういう自分は "ダメな人間だ" と思っていたんですよね。

でも、ダメな人間なんじゃなくて、エネルギーが完全に切れてしまっていたんだなぁ、とスッとしました。

そして、面白いこともわかりました。

 

低血糖、低血圧で、呼吸は浅く、睡眠障害や緊張性の頭痛を起こしやすく、ときおり枯渇感にみまわれ、混乱をきたす

By 内向型を強みにする

今は血圧は低くないけれど、元々は低血圧でした。

そしてその他は今現在もそのままです。低血糖起こしやすいし、呼吸は浅いし何かあるとすぐに睡眠障害に陥り、緊張性の頭痛に悩まされます。

これって、なんでかなぁ?とずっと思っていたんですよね。そしたら、内向型の人の特徴なんですね。

確かにエネルギーの流出と回復が外向型の人と違ったらなるかもしれないな、ととても納得すると同時に、ちょうど最近、睡眠障害に陥っていたのですが、この本を読んで納得したら、すーっと寝れました。

きっと、「なんで?なんで私はダメなの?」というのがなくなったのと、「そういうものなんだ」と納得したからなんでしょうね。

エネルギーはまだまだ不足しているし、この先もしばらく回復できる時間はないけれど。

そしてもう一つ、自分で「自分はだらしないんじゃないか」と思っていたことが、朝なかなか動き出せないことでした。

例えば、7時に目が覚めて食事をして顔を洗って、片付けをして。8時少しすぎには動き出せるだろうに、それができない。

目が覚めてから、「やろう」と動き出すまでに2〜3時間近くかかります。

でも、用事があると目が覚めてからバタバタと動き出すじゃないですか。そうすると、すっごい疲労感なんですよ。身体もだけど、主に心が。

これを自分では、「怠け者なんじゃないか」と思っていたんだけど、違ったんです。

自分の大嫌いな、許せない部分が性質によるものだったら仕方がない、って思えました。

その代わり持久力はあるんですよね。集中すると、それが途切れることがない。それも全て内向型な性質によるものだったんですね。

内向型にも良いところはある

世の中、外向型の人が多いし、そういう人は活発で内向型の人には良いところなんてないと思っていたけれど違ったんですね。

内向型の人のもっとも顕著な特徴は、そのエネルギー源である。内向型の人は、アイデア、感情、印象といった自分自身の中の世界からエネルギーを得ている

(中略)

エネルギー量をバランス良く維持している内向型人間には、忍耐力、自由な発想、深い集中力、独創性がある。

By 内向型を強みにする

外向型の人は外から刺激を受けているので、そういったことができないということです。

これは、どちらが良いとか悪いではなく、どちらにも長所と短所があるよ、ということで、私はこの長所というのに気づいていなかったんですね。だって、ずっとダメだダメだと言われて育ってきたから。

また、内向型の人は物事を深く考えることができるんですよね。

もちろん、考えすぎて自分が潰れてしまうこともあるんだけど、"熟考する" ということができるのはいいんじゃないかな、と思います。

そして面白いことに、今の自分というのは、エネルギー不足であるのはどうしようもないけれど、忍耐強いからできているんだろうなぁ、ということ。

いや、もちろん、エネルギー奪われるから逃げたくはなるんだけど。でも、それでも耐えるということは出来る。

まぁ、それで自分が潰れてしまうことがないわけではないけれど、今なんとかやっていってるのはそういうところがあるからかなぁ、と思いましたね。

その他の特質というのは、私の場合は全部趣味に向かってます(笑)

"書くこと" と "描くこと"。この二つがどうしようもなく好きで、そうすることで元気が出るというのは、まさしく内向型だからなんでしょうね。

さいごに

以前から自分が内向型であることはわかっていて、それが他の人と違うというのは理解していて。

でも、だからこそ、自分はダメな人間なんだってずーっと自分が嫌いで責めてきたけれど、この本を読んで、すごく気が楽になりました

もちろん、本を読んだからといって自分が変わるわけではないけれど、「こんな自分でもいいんだ。悪くないんだ」って思えるようになりました

最後に、とても勇気づけられた言葉を...

遊び心を持とう。 休憩をとろう。 自分の内なる世界のすばらしさを認めよう。 誠実であろう。 好奇心を持ちつづけよう。 協調性を保とう。 孤独を大いに楽しもう。 感謝の心を持とう。 あなたでいよう。 そして、あなたの光で世界を照らそう。

By 内向型を強みにする

この言葉は息詰まってしまう内向型人間全ての人を勇気づける言葉だと思う。

個人的には、父の退院にむけて、今は予定が一杯でエネルギーの流出ばかりでエネルギーをしっかり充電できるほどの時間はないのが現実だけど、それでもその前後の日はゆっくりとして、ほんの少しでも充電しよう、と思いました。

 









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