この度、2年お世話になったConoHa WINGからシン・レンタルサーバーにお引越しをしました。
ConoHa WINGになにか引っ越しをするほどの大きな不満があっての引っ越しではなくて(小さな不満はあります)、趣味の同人活動のサイトがConoHa WINGでは禁止なので、シン・レンタルサーバーへのお引越しとなりました。
シン・レンタルサーバー以外の選択肢としてはmixhost、ColorfulBoxがあったのですが元々一番安く、かつ半額キャンペーンをやっていたのでシン・レンタルサーバーに決めました。
それに、シン・レンタルサーバーは今はグループ別会社となりましたが、元々はエックスサーバー株式会社のサービスだったので、エックスサーバーを使って良かったという体験があるというのもありました。
そんなお引越しから3週間が経ち、だいぶ色々見えてきたので、シン・レンタルサーバーのメリット・デメリット、そして感想などをお話したいと思います。
シン・レンタルサーバーのメリット・デメリット
シン・レンタルサーバーを使った感想
シン・レンタルサーバーとは
シン・レンタルサーバーは当初エックスサーバー株式会社が運営していて、それが2024年にエックスサーバーのグループ会社として独立したエックスサーバー系のレンタルサーバーになります。
元々がエックスサーバー株式会社だったために、エックスサーバーによく似たサービスになります。
エックスサーバーとの一番の違いは、アダルト可能であること。
エックスサーバーが速度の速いサーバーのため、シン・レンタルサーバーもKUSANAGIを導入した速度の速いサーバーです。
それでいて、価格は抑えめなのでお財布に優しいサーバーと言えます。
シン・レンタルサーバーを使用した感想
まず最初に。WordPress簡単移行が簡単ではないです。
特別な設定をしておらず、普通にルートディレクトリにインストールしてあるWordPressですが、何回かやってやっとできたというブログと、プラグインを全部止めてもできないブログがあります。
ConoHa WINGのときは、大きなサイト以外はすんなりといけたのですが、なぜかシン・レンタルサーバーではダメでした。
私だけなのかもしれませんが、移行には少し時間がかかるなという印象です。
と、ここまで苦言を呈しましたが、そんなに悪いレンタルサーバーなのか、と言えばそんなことはありません。
KUSANAGIを使用しているだけあって速度は速いです。
また、ConoHa WINGはブログ自体の速度は速いものの、コントロールパネルがもっさりしているのですが、シン・レンタルサーバーだとそれはありません。
コントロールパネルもキビキビと動くので、そのストレスはありません。
また、コントロールパネルですが、エックスサーバーと同じなので、なにがどこにあるのか一発でわかります。
エックスサーバーを使ったことのある人ならおなじみのコントロールパネルなので、余計にわかりやすいと思います。
次にサポートですが、シン・レンタルサーバーはチャットサポートはありません。
これは少し残念ですが、電話サポートとメールサポートはあります。
メールサポートを何回か使いましたが、レスポンスは早いです。
ゴールデンウィーク中に数時間で返信がきたこともあります。
それはたまたまかもしれませんが、前日の夜に送っても翌日のお昼頃には返信が来ているので、サポートのレスポンスはいいです。
そしてサポートの質ですが良かったです。
この辺は人によるとは思いますが、サポートはいいと思います。
また、バックアップですがシン・レンタルサーバーも無料でバックアップがありますが、バックアップデータは簡単に引き出すことができます。
また、そのバックアップデータを自分の手元に残すのも簡単です。
この辺はConoHa WINGよりも使いやすかったです。
総合的にみて、WordPressの移行さえ乗り切ればいいサーバーだと思います。
今回は他に選択肢が少なかった、というネガティブお引越しとなりましたが、良かったなと思っています。
プラン別比較
シン・レンタルサーバーのプランを比較してみました。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス | |
月額料金 | 770円〜 | 1.540円〜 | 3,080円〜 | 6,160円〜 |
vCPU/メモリ | 6コア/8GB | 8コア/12GB | 10コア/16GB | 12コア/20GB |
ディスク容量 | 300GB | 400GB | 500GB | 600GB |
独自ドメイン永久無料特典 | あり | あり | あり | あり |
vCPUやメモリを見るとスタンダードプランがいいのかなと思いがちですが、個人でブログをするならベーシックプランで十分です。
それでも、ブログが大きく育ってベーシックでは足りなくなったときスタンダードプランに移ってもいいと思います。
シン・レンタルサーバーとConoHa WINGの比較
次にシン・レンタルサーバーとConoHa WINGの比較をしてみたいと思います。
シン・レンタルサーバー | ConoHa WING (WINGパック) | |
初期費用 | なし | なし |
月額料金 | 770円〜 | 643円〜 |
サービス維持調整費 | なし | あり(10%) |
vCPU/メモリ | 6コア/8GB | 6コア/8GB |
ディスク容量 | 300GB | 300GB |
チャットサポート | なし | あり |
独自ドメイン永久無料特典 | あり | あり |
シン・レンタルサーバーとConoHa WINGはサーバーのスペックは同じです。
違うのは月額料金、サービス維持調整費とチャットサポートの有無、アダルト可能かどうかです。
月額料金だけで見るとConoHa WINGの方が安いのですが、サービス維持調整費がかかります。
サービス維持調整費は10%なのでバカになりませんね。
次にサポートですが、チャットサポートがあるのはConoHa WINGで、シン・レンタルサーバーにはチャットサポートがありません。
シン・レンタルサーバーのメリット
- 月額料金が安い
- 表示速度が速い
- バックアップが無料
- バックアップの取得が簡単
月額料金が安い
同価格帯で同じようなサービスを提供しているレンタルサーバーの中では月額料金は安いです。
もちろん初期費用も無料。
また、バカにできないのがサービス維持調整費がないこと。
今はGMOグループがサービス維持調整費を取っていますが、シン・レンタルサーバーは今のところ値上げすることも、サービス維持調整費が導入されることもなさそうです。
とにかくコスパが良いです。
表示速度が速い
シン・レンタルサーバーは何かとエックスサーバーと比べられることが多いですが、体感的には速度は変わらないのでは、と思います。
それもそのはず、エックスサーバーが保有する表示速度技術である「エックスアクセラレータ」、「XPageSpeed」がシン・レンタルサーバーでも使えるからです。
バックアップが無料
WordPressを使用していると、バージョンアップのときのトラブルはつきものです。
なのでユーザーが自分でバックアップを取るのも大事ですが、サーバー側にもバックアップが無料であると助かります。
バックアップの取得が簡単
バックアップが無料なのはConoHa WINGも同じだったのですが、バックアップの取得はシン・レンタルサーバーの方がシンプルで早く簡単でした。
復元は自分でやるようにはなりますが、この辺はConoHa WINGよりもわかりやすいです。
シン・レンタルサーバーのデメリット
- ネット情報が少ない(代替え案あり)
- チャットサポートがない
ネット情報が少ない
サービスとしてまだ新しいので、シン・レンタルサーバーとしてのネットの情報は少ないです。
なので、わからないことができたときにググっても情報はありません。
ですが、エックスサーバーが母体としてあるので、エックスサーバーの情報を元にすることができるのでそれほど困ることはないと思います。
チャットサポートがない
電話サポートだと混み合うし、メールサポートだと返信まで時間がかかるのでというときにあると助かるのがチャットサポートなのですが、シン・レンタルサーバーにはチャットサポートがありません。
なので急ぎのときは電話サポートを使用するしかありません。
今後チャットサポートが提供されたらいいな、と思います。
まとめ:総合的には良い
他に選択肢は少ないという中で選んだシン・レンタルサーバーですが、総合的にみて良いと思います。
やっぱりエックスサーバー系列はいいですね。
ただ、シン・レンタルサーバーはエックスサーバーと違い、「革新の」と謳っているので安定性はどうなのかなと注視しています。
これで安定性もあったら無敵なサーバーになると思うので。
ちなみに半額キャンペーンなどちょこちょこキャンペーンをやっているので、最初はキャンペーン中に契約して様子見ということもできると思います。
今回は私もConoHa WINGの契約はまだ4ヶ月残っていたのですが、半額キャンペーンをやっていたので金銭的ダメージはあまりありませんでした。
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